ミオンパシーは、腰痛の根本原因にアプローチし改善を図る方法です。その中でも最も重要な要素の一つが、大腰筋の拘縮（ロック）です。大腰筋はインナーマッスルの一つであり、近年では腰痛の原因として認識されるようになりました。しかし、ミオンパシーの開発者である松尾毅氏は、この筋肉に注目し、一般的に認知される前からその重要性を認識していました。

腰痛の原因は、ほとんどの場合、腰部のみに原因があるわけではありません。実際には、腹部の奥にある大腰筋の拘縮が骨盤周りの筋肉、大腿直筋、縫工筋、大腿筋膜張筋などの筋肉の拘縮を引き起こし、骨盤の歪みと腰痛をもたらしています。この腰痛は、猫背や肩こりなどの症状を経て、体全体の歪みに発展することもあります。

腰痛の改善においては、まず大腰筋の拘縮を緩めることが第一歩となります。ミオンパシーはこの拘縮を解除する手法を提供し、腰痛の改善に取り組んでいます。